概要
ROF (Radio Over Fiber)とは、光信号を無線信号 (変調された搬送波)で強度変調して光ファイバで伝送する技術です。
弊社は小型・軽量・安価で手軽にROF伝達を導入できる装置として、ROF001 (10MHz~1.6GHz)、ROF101 (60MHz~3GHz)を提供してきました。
そして今回、これまで積み重ねてきた技術を結集して、周波数6GHzに対応したROF134 (500MHz~6GHz)を開発しました。
ACアダプタ、乾電池、モバイルバッテリ、直流安定化電源など多様な電源にも対応していますので、用途に応じて選択していただけます。
特長
●周波数500MHz~6GHzまで対応
→5G (3.7GHz帯、4.5GHz帯)に対応
●小型ハンディタイプ
●EIAJ#2 DCジャック (専用アダプタ付属)及びUSB-Cコネクタ搭載
●ACアダプタ、乾電池、モバイルバッテリ、直流安定化電源などに対応
外観イメージ
主要性能
項目 | 対向性能 | 備考 |
光波長 | 1310±10nm | 1550nm波長選択化 |
平均光出力 | +3dBm (2mW) | |
適合光ファイバ | 1310nm帯零分散SMファイバ | |
光コネクタ | SC-SPC | FC-SPC変更可能 |
RFコネクタ | N-J | |
伝送周波数 | 500MHz~6GHz | |
伝送利得 | 0dB±4dB | |
周波数偏差 | 6dBp-p | |
RF入力レベル | -40dBm | 標準入力レベル |
出力P1dB | -25dBm以上 | |
NF | 10dB以下 | |
2tone IM3 | -53dBc以下 | CW 2波トータル -40dBm入力時 |
入力電圧範囲 | +4.5V~+6.5V | |
外形寸法 | 130 (W)×59 (D)×31 (H)mm | 突起物含まず |
質量 | 400g以下 | |
温湿度範囲 | 0℃~+40℃、85%RH | 性能保証・保存 |
※ROF対向性能は光ファイバースルー接続時
使用用途例
高層ビルや地下街が数多く建設されている都心部では、携帯電話基地局からの電波は届きません。
いわゆる、電波の不感地帯ですね。
一方で、これらの場所に多くの人が集まることにより、携帯電話・スマートフォンの必要性は高くなります。
そこで活躍するのが「ROF」の技術です。
アンテナと受信機・送信機が離れている場合でも、光伝送により少ない損失で電波を送ることができるのです。
実際に使用する場合のブロック図を以下に掲載しますので、参考にしてみてください。
携帯電話不感地帯向け光中継
図中のBPF(バンドパスフィルタ)やPA(パワーアンプ)につきましても対応可能です。
ワイヤレスシステムにおける光伝送
図中の合成器や分配器につきましても対応可能です。
カタログ
下記よりカタログのダウンロードが可能です。
ROF-Link(500MHz~6GHz)(PDF形式795KB)
付属品
・ACアダプタ・・・1個
カスタム対応
ご希望に応じてカスタム対応いたします。
別途ご相談ください。
お問い合わせ
担当者:ソリューション営業部 植松
TEL:042-544-6211
携帯TEL:070-1064-1985
E-mail:sales@stack-elec.co.jp