ROF-Link

ROF(Radio Over Fiber)は光を無線信号で強度変調して光ファイバで伝送する技術です。

ROFリンク|ROF Link

ROF-Linkの特長

同軸ケーブル伝送に比較して伝送損が大幅に少なくなります。

光ファイバは絶縁体なのでEMC特性に優れています。

ROF-Linkはこうした特長を活かして、同軸ケーブルを接続する感覚で活用出来るように、コンパクトで堅牢にユニット化したものです。経済性にも優れています。

ROF-Linkの基本構成(1:1の伝送)

ROFリンク 基本構成

ROF-Link標準品の主な仕様

製品名 ROF041【E/O+O/Eセット】 ROF141【E/O+O/Eセット】 備考
伝送周波数 10MHz~1.6GHz 1) 60MHz~3GHz  1)電源LED付き,SCコネクタ、シャッター付
CNR(基準値) 80dB/10kHz 以上 80dB/10kHz 以上 伝送損失1dB、無変調CW波0dBm出力時、IM3離調周波数1MHz
2tone IM3 -53dBc以下 -53dBc以下 伝送損失1dB、無変調CW波0dBm出力時、IM3離調周波数1MHz
基準入出力信号(RF)レベル 0dBm 0dBm(OLC機能付) 伝送損失1dB時
適合光ファイバ 1,310nm帯零分散SMファイバ 1,310nm帯零分散SMファイバ
光波 1,550nm 帯 1,550nm 帯
電源 DC+6V
消費電力 3W以下
(E/O、O/E各々)
DC+6V
消費電力 7W以下
(E/O、O/E各々)
専用ACアダプタ付属
入出力RFコネクタ N-P型 N-P型
入出力光コネクタ SC/APC型 SC/APC型 FC型も製作可能
外形寸法 110(RFコネクタ含134.5)(W)×46.5(D)×27(H)mm 110(RFコネクタ含134.5)(W)×46.5(D)×27(H)mm 光送信部、光受信部共通
質量 300g以下(E/O、O/E単品) 300g以下(E/O、O/E単品) 光送信部、光受信部共通
温湿度範囲 0℃~+40℃ 85%RH
(性能保証・保存)
0℃~+40℃ 85%RH
(性能保証・保存)

上記の標準品のROF-Link以外に高感度アンプを内蔵した高感度タイプ、使用する光の波長を変えたタイプ、RFコネクタをN型からSMA型に変えたタイプなども製作可能で、その他のカスタマイズも承ります。双方向の信号伝送や複数のチャネルの伝送が必要な場合には、光の波長多重(WDM)による伝送が一本の光ファイバで出来ます。

WDM ROF-Linkの基本構成

WDM ROFリンクの基本構成